▶畠山重保公 顕彰墓参会に参加

6月22日、釜利谷の禅林寺境外墓地(白山道トンネル北側)にある畠山六郎重保公の廟所において、恒例の顕彰墓参会(けんしょうぼさんかい)が営まれました。重保公は源頼朝の重臣として知られ、その命日にあたるこの日、今年も晴天に恵まれ、多くの参拝者が集いました。(廣瀬隆夫)

法要は、重保公ゆかりの禅林寺ご住職と、父・畠山重忠公の開基と伝えられる東光禅寺ご住職による読経から始まりました。その後、参列者は墓前に進み、お焼香を行った後、全員で般若心経を唱和しました。鶯がさえずる静かな初夏の空の下、長い時を超えて受け継がれてきた歴史と信仰に思いを馳せるひとときとなりました。供えられていた稲穂や野菜は、檀家の方々がこの日のために育てられたものとお聞きしました。豊かな実りを仏前に供える姿に、重保公を偲び続ける人々の篤い信仰心と、地域に受け継がれてきた供養の心の温かさを感じました。

墓参の後は東光禅寺へ移動し、本堂においてあらためて法要とご住職のお話を拝聴しました。ご住職からは重保公の生涯や当時の時代背景についてのお話があり、元久二年(1205年)に作られたと伝わる重保公の位牌も拝見することができました。八百年以上の歳月を経てなお大切に受け継がれていることに、地域の人々のあつい敬慕の念を感じました。

また、この日は寺宝や貴重な資料の展示も行われていました。中でも目を引いたのが「酸漿蒔絵鞍(ほおずきまきえくら)」です。鞍と鐙に黒漆が施され、その上に細かな青色の貝が散りばめられており、武具でありながら工芸品としても極めて美しいものでした。武士たちが重んじた美意識の一端を垣間見る思いがしました。

さらに、檀家の方が描かれた明治時代の白山道の風景画も公開されていました。現在とは大きく異なる里山の風景が描かれ、白山道周辺の人々の暮らしや自然の豊かさを今に伝えています。歴史的人物を偲ぶ法要に加え、地域の文化や歴史に触れることのできる大変有意義な一日となりました。

畠山重忠公・重保公父子は、武士の鑑として今なお多くの人々に敬愛されています。こうした法要が毎年続けられていることは、地域の歴史と先人への感謝の心を次世代へ伝える大切な営みであると感じました。

・開催日時 :2026年6月22日(月)10:00~11:40
・場所:畠山重保公廟所 10:00~11:00 ⇒ 東光禅寺 11:00~11:40
・参加者:約30名

▶畠山重保公 顕彰墓参会に参加” に対して2件のコメントがあります。

  1. 蓮見 隆 より:

    廣瀬様
    面白い縁に吃驚り!でした。NPO横浜金沢文化協会で年4回の掃除にも参加し、昨日の重保公の命日にも・・午後からは外国人支援活動のNPO横浜金沢国際交流の会の理事会があるために(東光禅寺には昨年は行きましたので)は参加しませんでした。外国人の問題は大きく問題も多く準備等もあり、もう老人なので仕方がないのですが忙しすぎて困っています。

    1. 廣瀬 隆夫 より:

      こういう催しに出ていると、いろいろな人にお会いできるのが良いですね。お釈迦様が言われているご縁を大切にするということですね。これも仏教の良いところです。忙しいのは良いことですね。これからも様々な分野でご活躍ください。

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